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zoom RSS シグマの良心!?「SD1 Merrill」の発表と山木社長の粋なコメント

<<   作成日時 : 2012/02/11 16:37   >>

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CP+の開催真っ最中で、ここ数日は新製品ネタばかりやってきておりましたが、それもオリンパスの「OM-D E-M5」で一区切りさせる予定でした。

ところが、シグマからあっと驚く発表があったので、急遽追加で記事をアップすることにします^^


シグマは8日、デジタル一眼レフの「SD1 Merrill」の開発を発表しました。
「SD1 Merrill」は、昨年発売された「SIGMA SD1」の後継機にあたる製品ですが、基本的な性能はそのままに、製造方法の一部見直し、改善されたフルカラーFoveon X3ダイレクトイメージセンサー(ジェネレーションネーム“Merrill”)を採用したモデルです。

基本的な機能、性能、仕様は従来の「SIGMA SD1」そのままであり、外形寸法、質量ともSD1と同じとなっております。

「Merrill」の名前の由来ですが、これは、革新的な画像キャプチャシステムを開発したエンジニアのひとりで、優れた技術者であり、また才能あふれる写真家でもあった故ディック・メリル : Dick Merrill (1949‐2008)にちなんだものだそうです。



画像
SIGMA SD1 Merrill




さてこの「SD1 Merrill」、中身があの「SD1」ということで、超高画質であることが期待されるのはもちろんですが、驚くのはその発売予定価格です。
昨年6月に発売された「SIGMA SD1」は、その発売時価格が70万円という高価格だったことで非常に話題になったカメラでした。
話題というよりかは、ブーイング、批判が殺到したカメラでもありました。

なぜかというと、SD1が正式発表される前に、シグマの山木社長が「SD1は他社のミドルクラス並みのお値段で買えるカメラになる」と発言していたからです。
超高画質なカメラがミドルクラス並みの価格、と言われると、ほとんどの人がSD1は20万円前後、高くても30万円ぐらいまでだろうと想像していたと思われます。

ところが蓋を開けてみると70万円という、どこをどうとってもミドルクラスとはいえない価格で発売されることになってしまいました。
ブーイングが起こるのも無理からぬ話だと思います。

ただ、だからといって一方的にシグマを責めることは出来ないという意見もありました。
おそらく、本当に当初はSD1を20万円台で出すつもりだったのだと思います。
でなければ社長自らそんな発言は絶対にしないでしょう。

まったくの新規開発である4,600万画素(4800×3200×3層)Foveon X3ダイレクトイメージセンサー、思っていた以上に歩留まりが悪かったのかもしれません。
また、東日本大震災の影響も無視できないでしょう。
さまざまな要因があってあの価格で出さざるを得なかったのだと推察されます。

おそらく70万円という価格のほとんどがその新開発のセンサーだと思われるので、ここのコストが下がれば社長が当初言っていた「他社ミドルクラス並みの価格」で販売できるのでしょう。

そして今回、製造上の問題の見直しを行い、製造コストの大幅削減を目指して改善を重ねてきた結果、当初の目論見に近いところまで削減目標を達成する目途が立ったため、今回の「SD1 Merrill」の発表にこぎつけたわけです。

その「SD1 Merrill」の気になる販売価格はなんと、20万円程度になるもようです。


ここで、冷静になって考えてみてください。
確かに製造上の問題があってSD1は当初予定よりも大幅に価格を上げざるを得なかったのかもしれません。
でも、それから1年も経たないうちに、製造方法の見直しに成功したからとはいえ、ほぼ同じ製品が20万円程度で発売されるとなると、SD1を70万円で購入したユーザーが納得するわけありませんよね。
それこそ大ブーイングが起こっても当然だと思います。


しかし、ここからがシグマのすごいところです。
SD1を買ってくださったユーザーのために、あるサポートプログラムを用意しました。
それが「SIGMA SD1ポイントサポートプログラム」です。

「SIGMA SD1ポイントサポートプログラム」とは、「SIGMA SD1」をご購入いただいたお客様に対し、40万円相当のポイントを進呈し、そのポイントのご使用により、シグマの各種製品と交換できる、というものです。

この件に関して、シグマの山木社長からのメッセージがあります。下記『SD1 Merrillの発売について』をご覧ください。
ここに山木社長の思いのすべてが込められています。


 『SD1 Merrillの発売について』


これを読むと、当初はSD1を本当にミドルクラスの価格で売るつもりだったのにそれが出来ず、楽しみにしていたお客様を大きく落胆させてしまったことの悔しさ、申し訳ない気持ちが伝わってきます。

そして、「現行のSIGMA SD1をお買い上げいただいたお客さまには、大きな期待と決断をもってお求めくださったカメラとまったく同じ仕様の製品が、1年後に大幅な価格改訂のもとで発売されることについて、いかなる理由があろうともご納得いただけるものではないという点についても、重々承知しております。」とあることから、SD1購入者へのなんらかの配慮が必要であると考えた結果が、前述のサポートプログラムなんだろうなと思います。

なかなか粋なはからいではありませんか。

SD1がはじめから20万円前後で発売されていたら、今頃もっとシグマユーザーが増えていたことでしょう。
でも、過ぎたことをここで言っても仕方ありません。

仕切り直しとなりましたが、「SD1 Merrill」、けっこう売れるのではないかと思っています。
APS-Cとフルサイズの違いこそあれ、先般発表されたニコンのD800/D800Eとの超高精細対決が楽しみです。


さて、シグマの驚きの発表はこれだけではありません。
「SD1 Merrill」に搭載されるFoveon X3ダイレクトイメージセンサーをなんと、APS-CコンパクトデジカメであるDPシリーズにも搭載してきたのです。

それが「DP1 Merrill」と「DP2 Merrill」です。
個人的には「SD1 Merrill」よりもこちらのほうに興味があります。
価格は未定ですが、現行のDPシリーズよりはずっと高くなるのではないでしょうか。
それでも、ある程度手が届きそうな価格になったらポチってしまうかもしれません(笑)


画像
SIGMA DP1 Merrill


画像
SIGMA DP2 Merrill



さらに、こちらは既に海外で発表されていた製品ですが、マイクロフォーサーズ用の単焦点レンズ「30mm F2.8 EX DN」が2月25日に国内発売されるとの発表がありました。
価格は25,200円。


画像
30mm F2.8 EX DN



というわけで、シグマからも魅力的な製品が多く発表されました。
今年のカメラ業界は、例年以上に活気があるような気がするのは私だけでしょうか。




【参考資料】

■メーカー公式発表資料(ニュースリリース)/ほか
『新世代の4,600万画素Foveon X3ダイレクトイメージセンサーを
搭載した最新のデジタル一眼レフカメラ
SIGMA SD1 Merrill』
http://www.sigma-photo.co.jp/news/120208_SD1Merrill.htm
『新世代の4,600万画素Foveon X3ダイレクトイメージセンサーを
コンパクトボディに収めた最新の高画質デジタルカメラ
SIGMA DP1 Merrill, SIGMA DP2 Merrill』
http://www.sigma-photo.co.jp/news/120208_DPMerrill.htm
『SD1 Merrillの発売について』
http://www.sigma-photo.co.jp/news/120208_SD1Merrill_Message.htm
『SIGMA SD1 ポイントサポートプログラムについて』
http://www.sigma-photo.co.jp/news/120208_SD1_support_program.htm
『SDシリーズの誕生』
http://www.sigma-sd.com/SD15/JP/inside.html



■デジカメWatch
『シグマ、「SD1 Merrill」を開発発表。SD1購入者に40万円相当のポイント還元も』
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20120208_510591.html
『シグマ、4,600万画素Foveon X3搭載コンパクト「DP1 Merrill」「DP2 Merrill」を開発発表』
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20120208_510560.html
『シグマ、ミラーレス用レンズ「30mm F2.8 EX DN」を国内発表』
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20120208_510569.html
『【CP+】シグマ、「SD1 Merrill」「DP1 Merrill」「DP2 Merrill」などを展示』
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20120209_510980.html




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コメント(10件)

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こんばんは〜
なるほどサポートプログラムがあるんですね
そうじゃないとSD1購入者は納得しませんよね〜^^
arcteryx1971
URL
2012/02/11 18:51
すごくフットワークのいい会社ですね。
元々の問題が起きた部分(悪く言えば脇の甘さ)、それと問題がおきたときの粋な計らいとどちらも含めてですが、若々しさがあって好ましいです。
marusuke
2012/02/11 21:25
こんばんは〜☆
いいな〜、このネーミング。
クラウンアスリートみたいな(笑)。

実売価格が15万円くらいまで下りてくると、結構売れてくるのでは!?
シグマには魅力的なレンズが多いですから・・・。
SD1のロゴ好きだな〜。
sonic813
URL
2012/02/11 21:59
arcteryxさんこんにちは!
基本的にSD1とSD1 Merrillは同じ商品らしいので、こういうサポートをしてくれないとそりゃあ購入者も納得するはずがありませんよね。
とはいうものの、大企業だとなかなかこういう小回りのきいた対応は出来なさそうなので、そこはシグマのフットワークの軽さを評価してあげてもいいでしょうね^^
yamataka
2012/02/13 12:13
marusukeさんこんにちは!
はい、ほんとにフットワークの軽い会社ですね〜
元々の原因は大企業ではまずあり得ないであろうミスだと思うのですが、その後の対応はそれこそ大企業ではかえってこんな風に小回りが効かないだろうということも含め、決して規模の大きいわけでないシグマという会社の逆にいい面が出てきたのかなあという気がします。
SD1 Merrillはそこそこ売れると思いますし、これが売れれば交換レンズの売上も上がるでしょう。
さらにはDPシリーズにも同じセンサーを搭載させるという大盤振る舞いで、シグマファンが増えるかもしれませんね^^
yamataka
2012/02/13 12:24
sonicさんこんにちは!
ほんとですね、クルマのネーミングみたい^^

価格はそれくらいまではすぐに下がるような気がします。
もともと昨年のSD1のときもそれくらいの値段になるという期待も含めて非常に注目の高かった機種ですから、今回はそこそこ売れると思います。
レンズの選択肢が多いのもシグマの魅力ですね〜

SD1のロゴ、分かります^^
カタログの表紙に使われている文字もこれと同じで、品格の高さを感じます。
yamataka
2012/02/13 12:29
 なかなか思い切ったことを・・・・・っ!!!!!

 でも私だったら、ポイント分キャッシュバックのほうが嬉しいかも(爆

 それはさておき、これでシグマも射程距離内に降りてきてくれたわけですが・・・・・


 ・・・・・これ以上、選択肢を広げないでくださいと、言いたいような言いたくないような・・・・・・ (ーー;)
RKROOM
URL
2012/02/14 00:02
RKROOMさんこんにちは!!

私も自分だったらキャッシュバックのほうが嬉しいですが、そうすると多くの潜在シグマのターゲットユーザーが他社に流れていってしまいそうですね(笑)

SD1 Merrill、20万円ということで、ようやく手の届く価格帯にまで降りてきましたね。
RKさんのブログにもコメント書きましたが、普段RKさんが撮影されている対象だと、このSD1 Merrill、ぴったりのカメラのような気がします。

おひとついかがでしょうか(爆)?
yamataka
2012/02/14 14:33
さすがシグマ!すごいですね。レンズを40万ポイント分選ぶとしたら悩みそうです。関係ないのに真剣に選んでしまいました。
SD1が20万円だと、ユーザー増えそうですよね。でも、問題はレンズというかマウント。カメラ側もマウントを選べたらいいのにね〜。カメラメーカーが許さないと思いますが・・・・
58Caddy
2012/02/14 18:43
58Caddyさんこんにちは!!
あー、分かりますそれ(笑)!
私も、もし自分だったら40万円分のポイントで何を選ぶだろうかと考えてしまいました^^;
今回のニューSD1はけっこう売れると思いますが、もっとたくさん売れる一番いい方法は、SD1キヤノンEFマウントバージョンとニコンFマウントバージョンを出すことでしょうね。
でも、そうなるとシグマのレンズの売れ行きが落ちるでしょうし、そもそもキヤノン、ニコンがそれを許すはずがないでしょうけどね(笑)
yamataka
2012/02/15 09:43

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