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zoom RSS ライカが銀塩から撤退!? ひとつの時代の終焉か・・・

<<   作成日時 : 2010/06/23 17:44   >>

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今月号の『アサヒカメラ』、表紙の見出しに思わず目が釘付けになりました。
「緊急速報 銀塩ライカM型がついに生産完了!?」





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≪撮影機材:Nikon F3 + Ai AF Micro-Nikkor 60mm F2.8D / Kodak SUPER GOLD 400≫




記事によると、5月30日、財団法人日本カメラ財団(JCII)主催の講演会において、ライカ・カメラ社主のアンドレアス・カウフマン氏が、フィルムカメラは既に2009年に生産完了していると発言したのだそうです。

厳密に言うと、ライカ・アラカルトのような注文生産品や、エルメスエディションのような限定品に関しては今後も生産を行うとのことなので、完全に銀塩から撤退したということではないのかもしれませんが、通常製品である現行モデル「M7」「MP」については生産を完了しているため、実質的には限りなく撤退に近いカタチだといえるでしょう。





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≪撮影機材:Nikon D700 + Ai AF Nikkor 35mm F2D≫





現状、ライカに限らず、フィルムカメラの販売は大きく落ち込んでおり、もし、ライカがMPの後継モデルを開発したとしても、販売台数が見込めないため、50〜60万円の高額にならざるを得ず、事実上の競争相手である中古ライカと勝負にならないとのことです。

実際、中古のライカと最新のライカ、写りに大きな違いがあるかといえば、実質ないといっていいでしょう。
なぜならフィルム写真はレンズとフィルムの性能に依存するからです。
(もちろん、連写枚数やシャッタースピードなど、ボディの性能に依存するところもありますが、こと「ライカ」に関して言えばその議論は当てはまらないと思います)

つまり、同じレンズ、同じフィルムを使用すれば、50年以上前のM3でも、現行モデルのM7やMPでも、基本的に同じ画質の写真が撮れるわけで、ただでさえ50〜60万円という高額な新品ライカはなかなか手を出しにくいアイテムであることは確かです。

かく言う私も、新品のライカにはとてもじゃないですが手が出せず、M3やM4を使用しているわけですが、一方で、ただ単に値段だけの問題でオールドライカを使用しているわけではない、という事実もあります。
ライカに限ったことではありませんが、古いカメラには現行モデルにはない「味」のようなものがありますからね。
少なくとも私の場合は、たとえ現行モデルとM3、M4が同等の価格でも、後者を選んでいると思います。

いや、やっぱり訂正、もし現行モデルとM3、M4が同等の価格だったら、私の場合両方選んでいるような気が・・・(爆)




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≪撮影機材:LEICA D-LUX 4≫





結局、フィルムカメラはデジタルと違い、何十年も前のモデルでも使えるがゆえに、市場がシュリンクしてしまった今の社会ではなおさら新製品が売れなくなってしまっているという皮肉な状況になっています。

ライカがフィルムカメラから撤退することを残念と言ってしまうのは簡単ですが、そういう社会になってしまったということなのでしょう。
もちろん、私も残念だと思っていますが、だからといって、撤退を決断したライカ社の経営者を批判することは出来ません。
会社の経営者としては、至極もっともな判断でしょうから。

それでも、ライカ社にはたとえ少量生産でもいい、最後の1社になるまでフィルムカメラを作り続けて欲しかったという思いもないではないですが。


ライカがフィルムカメラから撤退したからといって、すぐにフィルムカメラがなくなってしまうわけではありません。
巷には中古でいくらでもフィルムカメラが(リーズナブルな価格で)手に入りますし、フィルムそのものもすぐになくなってしまうわけではありません。

それでも、あのライカが銀塩市場から撤退することの影響は決して小さくはないと思います。
たとえばニコンですが、これでF6に続く7番目のフラッグシップ、F7が出る可能性は限りなくゼロに近くなったといえるでしょう。
(もともと発売予定はなかったのかもしれませんが)
フィルムメーカーにも何らかの影響があるかもしれません。

私自身、今では撮影のメインはデジタルとなっていますが、それでもときどきフィルムカメラを使うのが楽しみなので(月1本ペースが目標)、フィルム文化はまだまだ残って欲しいと願っています。



もし、私に十分なお金があれば、在庫がまだあるうちに、ライカ最後のフィルムカメラとなるであろうMPを新品で手に入れたいところなのですが・・・(^_^;





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≪撮影機材:Nikon D80 + Ai AF Micro-Nikkor 60mm F2.8D≫







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コメント(12件)

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おはようございます。

新品のMP M7が終了してしまうことには衝撃をうけました。

印画紙もコダックが撤退、フジももうすぐ撤退との噂はありますし
フィルムもどんどん種類が少なくなってきている。。。
今回のライカの撤退はそんな時代を少なからず象徴していると思います。

写真の楽しさを教えてくれたカメラなので
(ぼくの場合はM4、CLでリアルタイムに新品を買っているわけではありませんが。)
やぱっり寂しいというのがぼくの素直な感想でした。
なな
URL
2010/06/24 07:31
yamatakaさんこんにちは〜。
この記事おいらも読みました。ちょっと軽いショックを受けましたね。実はカメラマンムックのデジタルライカ本も読んだのですが、やはりM9の大成功がライカカメラAGはデジタルの本格展開に自信をつけているようです。まあたしかにレ○ン社とかマ○プカメラとかのライカコーナー見ると凄まじい数の中古ライカが並んでいますからねえ・・・。たしかにこれでF7はもうないでしょうね。寂しい話ではありますが。
そうそう実はおいらもMPいいなあとか常々思っていまして(笑)。最新型で高信頼性の中身にM3ばりの外装ですからね、チャンスがあればいつかはゲットと考えていたんですけどね・・・。
レタス
2010/06/24 09:21
どんどん時代はデジタル全盛になっていって、なんだか悲しいですね。
デジタルもフィルムもそれぞれの良さがあるのに、
フィルムの需要は減りつつあるんですね・・・。
でも、最近またフィルムブームが再燃しているという話も聞きますけどね〜。
若い人でフィルムを始める人が多いとか。
それでも、新品銀塩カメラを買う人は少ないんでしょうね。
フィルムが完全に無くなることはないと思いますが、
どんどん縮小されていくこの流れは変えられないようですね。
shakasha19
URL
2010/06/24 11:17
09年で生産を完了していたというのは、衝撃的でしたね。
そもそも新品のライカには興味は無く、仮にライカを買うとしたら中古ライカだったし。
ライカの競争相手が中古ライカというのが妙に納得できてしまいます。
ニコンF6の動向が気になりますね。もう、F6は売れないと思うんです。でももし、今のタイミングでF7が出たら、かなり売れると思うのですが・・・・
58Caddy
2010/06/25 23:03
わたしもニコンのフィルムカメラから一眼レフをスタートしましたので、デジタルに移行してもフィルムの感覚や「一枚入魂」の気持ちがわかります。
でも、もしわたしが今から写真を始める人に勧めるとしたら、やはりデジタルでしょうね。
それにしても、ライカの苦渋の決断、残念です。
SHIN
URL
2010/06/26 17:58
ななさんこんにちは!
昨年で既に生産が完了していたというのはショックでしたね。
フィルムも既に種類が少なくなってきていますし、確実にフィルムカメラの市場は縮小されていっているのでしょうね。
それでもライカは最後までフィルムカメラの生産を続けるだろうと思っていたのですが、会社存続のためにはやむを得ない経営判断だったのでしょう。

私の場合、今は撮影のほとんどがデジタルなのでえらそうなことは言えないのですが、それでもときどき使うフィルムカメラは楽しいので、こうした現状はやはり寂しいですね。

ちなみにライカCL、今非常に気になっているカメラです(^^;
yamataka
2010/06/28 13:54
レタスさんこんにちは!
アサヒカメラの表紙を見たときはびっくりしました。
M9は確かに成功したといえるでしょうね。
ようやく「ライカ判」のM型デジタルを世に出せたことが、フィルムライカを終了させる踏ん切りをつかせたといっても過言ではないような気がします。
中古ライカ、全国の店頭を見渡せばものすごい台数が流通していますよね。これらの中古ライカでも十分に綺麗な写真が撮れるのですから、その5倍も6倍もするお値段の新品ライカが売れなくなるのも無理のないことかなあとも思います。
もしF7が出てきたらビッグサプライズでしょうね。むしろS3やSPのように、FやF2の復刻版が出てくる可能性の方が高いような気がします。
MPが本当にライカ最後のフィルムカメラになってしまうとしたら、なんとかゲットしたいところですけどね・・・


ロト6買おうかな(爆)
yamataka
2010/06/28 13:55
shakashaさんこんにちは!
将来的にはフィルムカメラは本当の意味でレアな存在になってしまうかもしれませんが、今のところはフィルムの種類も減ってきたとはいえ、まだまだたくさん売っていますし、カメラ自体は中古屋さんに行けば大量に売られていますから、割と簡単に楽しめますね。
デジタルの画質・性能が進歩し、また、フィルムカメラも手軽に始められるということで、今はデジタルもフィルムも両方楽しめるとっても幸せな時代だなあと思います。

確かに若い人たちの間でフィルムカメラを始める人が増えてきているような気がしますが、おっしゃるように、新品を買う人は少ないと思います。
ライカなんて、若い人が新品で買えるような値段ではないですものね。
(年配の人でもおいそれと買える値段ではありませんが・・・苦笑)

私も、今では撮影のメインはデジタルですが、フィルムが完全になくなるまで、フィルムカメラも楽しんでいきたいと思っています^^
yamataka
2010/06/28 13:56
58Caddyさんこんにちは!
昨年でフィルム生産が終了していたと知って私もびっくりしました。
ライカは最後まで頑固にフィルムカメラを作り続けるイメージがありましたので・・・
新品のライカよりも中古のライカに興味がある人が大半だと思います。
仮にまったく同じ値段で買えるとしたら多少新品を買うウエイトが増えるかもしれませんが。

結局、それが新品ライカがますます売れなくなる事態となり、結果として、フィルムカメラからの撤退を早める(遅かれ早かれいつかはそうなっていたでしょうから)ことにつながったのだと思います。

F6も売れていないでしょうね。現時点でニコンがF7の開発が進んでいるのかどうか分かりませんが、もし企画しているとして、どういうスペックの、どういうカメラになるのか想像がつきません。F6のAFシステムをD3S、D300S並に改善した「F6S」で十分なような気もしますし・・・(笑)

それよりもFやF2の復刻版の方が出てきそうな気がします^^
yamataka
2010/06/28 13:59
SHINさんこんにちは!
デジタルをメインに使うようになって、(私の場合)撮影がずいぶんと雑になってしまったような気がします(笑)
フィルムのときはもう少し丁寧に撮っていたような気がするのですが・・・(^_^;
なので今でも時々フィルムカメラを使って、あの頃の感覚を忘れないようにしようと^^

本人が「フィルムカメラを始めたい」と言わない限り、これから写真を始める人にはデジタルカメラを勧めるのは無理もないでしょうね。
ライカは最後までフィルムカメラを作り続けるメーカーだと思っていたので今回の発表は残念ですが、会社を存続させるためにはやむを得ない判断だったのでしょうね。。。
yamataka
2010/06/28 14:01
F6が超高性能フィルムカメラとは思うんですが、やはりAFシステムが古く感じてしまいます。実際に使ってみたら充分すぎる性能だとは思いますが、売るためにはせめてAFシステムだけでも最新の51点にするか、D4で恐らく搭載されるであろうさらに進化したAFシステムを採用するとか、てこ入れが必要だと思うんです。
理想としてはD700の形で視野率100%。AFを最新に変更したような感じかなぁ・・・これはF6Sです。
さらに言えばハイブリッド化。200万画素程度で小さな撮像素子を内蔵し、撮った写真がプレビュー&保存できる。保存したデータはフィルムを現像した時のインデックスとして使えるし、exifデータには撮影データも記録されるので、管理も楽になります。ポイントはあくまでフィルムが主。賛否両論かなぁ・・・
58Caddy
2010/06/29 10:26
58Caddyさんこんにちは!
フィルム写真の場合は、フィルムとレンズが同じならば(基本的に)どのカメラでも同じ画質になるので、ボディをこれ以上高性能化するのは難しいと思います。強いてあげれば前回も書いたようにAFの性能向上ぐらいかなあと。
ハイブリッド化のアイデアは面白いですね。撮ったデータを画像で保存できれば写真の保管・整理もしやすいですし。
ただ、プロのカメラマンも仕事ではデジタルを使う人が大半である現在、そのハイブリッドカメラにどれほどの需要があるかですよね。
そこまでハイテク化するならもうデジタルでいいやん、ということにもなりそうですし・・・(^_^;
今、フィルムカメラに魅力を感じている人(私もそうですが)は、そういう全自動カメラのようなものではなくて、マニュアルカメラなんだと思うんです。
そういう意味では、ハイテクのカタマリみたいなF7よりも、FやF2の復刻版のほうがまだニーズがあるんじゃないかなあと、私は思います。

ただ、S3やSPの復刻版もそうでしたが、もしFやF2の復刻版が出ても、はっきりいって高すぎて売れないでしょう(笑)
結局は今のライカM7やMPと同じで、新しいフィルムカメラを出そうとすると、需要が少なすぎて価格が高くならざるを得ないのでしょうね。。。
yamataka
2010/06/30 09:51

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