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zoom RSS 真夏の夜にミステリーはいかが?

<<   作成日時 : 2008/08/09 14:47   >>

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それにしても毎日暑い日が続きますね〜(ToT)
こういうときはおうちでミステリーでも読みましょう♪


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私は子供の頃からミステリー(推理小説)が大好きでよく読んでいました。
小学生の頃は江戸川乱歩の少年探偵団シリーズやコナン・ドイルのシャーロック・ホームズ、モーリス・ルブランのアルセーヌ・ルパンなどを読み漁っていたものでした。

そして中学生に入り、アガサ・クリスティやエラリー・クイーン、ヴァン・ダインやジョン・ディクスン・カーなど、過去の名作をどんどん読んでいきました。

日本の作家では西村京太郎の十津川警部シリーズを主に読んでいましたが、その他にも内田康夫や赤川次郎、島田荘司や東野圭吾など、ちょこちょこ読んでいました。

でも、社会人になると小説を読む時間がだんだん減ってきて、ここ数年はほとんど小説を読むことはなくなってしまっていました。


そんな私も今年から少しずつではありますが、小説を再び読み始めました。
読み始めたきっかけは、私が大学生の時代にめちゃくちゃハマった小説『青が散る』(宮本輝著)を久しぶりに読み返したことからでした。

それからTVドラマ『ガリレオ』の原作『探偵ガリレオ』(東野圭吾著)で再びミステリーの世界に足を踏み入れることとなりました。
とはいっても学生の頃ほど小説を読んでいる時間はないので、たまに買って読むくらいですけどね^^;


さて、前置きが長くなりましたが、そんな私が最近読んでとても気に入ったミステリーを2冊、ご紹介したいと思います。
どちらもストーリーのよく練り込まれた、素晴らしい作品ですが、決して難解な作品ではなくとても読みやすいので、是非読んでみて下さい。


まず1冊目は『葉桜の季節に君を想うということ』(歌野晶午著)です。
この小説はまずそのタイトルの美しさが印象的ですが、内容はけっこうシリアスで、読んでいくうちにぐいぐいと小説の中の世界に引き込まれていきます。

ところが読み進んでいき、終盤に差し掛かったところで読者はあっと驚かされることになります。
ネタバレになりますのでここでは書けませんが、おそらく読んだ人がみな想像もしていなかったような結末を迎えることになるでしょう。

実際、私もまったく予期していなかった展開に、最初は事態が把握できなかったくらいですから(^_^;
そして、二度、三度と読み返したくなるのです。

ただひとつ言えることは、この作品は映像化するのは不可能だろうということです。その意味は本書を読めばご納得
いただけることと思います(^o^)



そして、そんな『葉桜〜』以上に度肝を抜かれたのが、2冊目に紹介する『イニシエーション・ラブ』(乾くるみ著)です。
この小説は、もし何の予備知識もなく読んでいくと、どこにでもあるような、ごく普通のラブストーリーと思われることでしょう。
実際、ミステリーといいながらも殺人や盗みといった犯罪が起こるわけではなく、ごく淡々とストーリーは進んでいきます。

しかし、最後の最後、ラストから2行目で、この本はまったく違った物語に変貌するのです。
そして必ずもう一度読み返したくなります。いや、むしろ2回目からがこの作品の本領発揮かもしれません(笑)

この本もネタバレになるのでここで詳しいことは書けませんが、おそらく誰もが、読んでいるうちにだんだんと奇妙な違和感を感じてくると思います。私もそうでした。
そしてその奇妙な違和感は、最後から2行目のある一言ですべて解き明かされる仕組みになっています。
頭のいい人ならその一言だけですべての謎が一瞬にして解けることでしょう。
残念ながら私は最初その一言を見てもすぐには事態が飲み込めませんでした(^o^;

しかし、何度も前のページにさかのぼって読み返したり、本書の解説(これが重大なヒントになるので決して本文を読み終わるまで見てはいけない、笑)を読むうちに、やがてすべての謎がクリアになり、奇妙な違和感の理由が物語のいたるところに仕掛けられていた伏線のせいだったということも分かって、「あぁ、そういうことだったのか!?やられたーーーーーっ!!!」という気持ちになりました(笑)

そして、犯罪は起こらないものの、これはある意味究極のミステリーかも、と思いました。
本書を読んでいただければその意味もお分かりになることでしょう(^_-)-☆



両書に共通しているのは、人間がいかに先入観に振り回される生き物であるかということに気づかされるということでしょうか。どんでん返しのパターンは異なりますが、どちらも最後にあっと驚かされ、もう一度確認のために読み返してみたくなり、二度目に読むとまったく違った物語が見えてくるという点では共通しています。


真夏の夜にこんな素晴らしいミステリーを読んで気持ちよくダマされてみませんか(笑)?





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コメント(20件)

内 容 ニックネーム/日時
江戸川乱歩と西村京太郎は私もよく読みました。
それにしても最近本を読まなくなりました。
本屋で買うのはカメラ雑誌ぐらい^^;
HIDE
2008/08/09 16:37
HIDEさんこんにちは!
江戸川乱歩と西村京太郎は特にたくさん読みました。今でも実家にどさっとあります(笑)
私も最近買う本の半分近くがカメラ・写真関係になりました(^o^;
yamataka
2008/08/09 17:57
ライカに文庫本。
なぜか昭和を思わせます・・・。

九州に来られるんですね〜。
私、11日午後はフリーです。
お時間あれば「ao.nr@docomo.ne.jp」へご連絡を!。
sonic813
URL
2008/08/09 20:19
私も読書好きで小学生の頃から高校に入る辺りまで毎日最低1冊って感じで読みつづけていました。
最近は余り読まなくなりましたが、それでも年に20冊程度は読んでるかな・・

palms
URL
2008/08/09 21:06
面白そうな本の紹介、ありがとうございます。
気になりますね、最後の結末が。今度見つけたら買ってみようと思います。
さて私も昔はかなり本を読んだのですが、最近はサッパリです(^^);
わたしも推理小説やSFが好きで、松本清張、森村誠一、高木彬光、江戸川乱歩はほとんど読みました。
一番多く読んだ作品はドイツのSFの「宇宙英雄ペリーローダン」シリーズですかね。これは複数作家で書いているギネス認定の超ロングSF小節です。
現在2500話(1冊で1〜2話の長編連続小説)くらいまで進んでいるらしいですが、私は200冊くらいまでしか読んでいませんが(笑)
Toshi
URL
2008/08/09 21:36
ミステリーや小説って、もともとあんまり読まないのですが、ドラマ化や映画化されるものも多い昨今、ある種のトレンドを先読みしたいなら、是非とも読んでおきたいところですよね。。。

でも、ミステリーは結構好きなんですよね♪
mToTm
URL
2008/08/09 22:04
私はミステリーものはあまり見ないです。まぁ活字だけの書物を見ること自体ないのですが^^;ミステリーって人が死ぬことを前提に書かれている妙なジャンルですね。フィクションだからこそ楽しめるのでしょうが、なかなか興味がわいてこないのが実際のところだったりします^^;
どりさま
URL
2008/08/09 23:44
おはようございます。
こう暑いと家でじっくりミステリーを読むのもいいですよね!
葉桜読みました。やられたーって感じでしょうか。
インターネットの出現で最近は以前の様に読まなくなりました。
でもミステリーは今でも好きですよ!
arcteryx1971
URL
2008/08/10 06:20
sonic813さんこんにちは!
ありがとうございます♪
今夜の晩から夜行列車で九州に行きます。
今回はほぼ鉄道乗りっぱなしの旅になるので、お時間的には厳しいかと思いますが、今後のこともありますので後ほど連絡させていただきますね(^o^)/
yamataka
2008/08/10 09:26
palmsさんこんにちは!
毎日最低1冊ですか!?それは凄すぎですね〜(@o@)やっぱりpalmsさんはスーパーマンだ(笑)♪
私は、社会人になってからは小説はほとんど読まなくなって年に1、2冊読めばいいほうでしたが、今年はちょっと頑張って読むようになってそれでもまだ5冊ぐらいです(^o^;
yamataka
2008/08/10 09:30
Toshiさんこんにちは!
Toshiさんもかなり推理小説を読み込んでいらっしゃいますね♪
高木彬光は読んだことはないのですが、神津恭介シリーズですよね。
そしてペリー・ローダンシリーズ、ハヤカワ文庫でしたっけ、読んでみようかなと思ったときには既にものすごい巻数が出ていてあきらめました(笑)

今回ご紹介した2冊はどちらも最後にあっと驚かされる仕掛けになっていますが、あまり最初からそれを意識して目を皿のようにして読むのもツマらないと思うので、「どれ、ダマされてやろうじゃないの」ぐらいの気持ちでさらっと読んだら気持ちよくダマされて楽しめると思いますよ♪
yamataka
2008/08/10 09:38
mToTmさんこんにちは!
今回紹介した2冊は、どちらも映像化することは非常に困難だと思います(笑)
『イニシエーション・ラブ』の方は手法によっては映像化出来なくもなさそうですが、『葉桜〜』は基本的に不可能だと思います。
その理由は、本書を読んでいただければ分かりますよ(^_-)-☆
狐につままれたような気分になりますから(^o^;
yamataka
2008/08/10 09:42
どりさまさんこんにちは!
そうですね、言われてみれば、人が殺されることを題材にした小説が賞を取ったり、ベストセラーになるというのもなんだか不思議な気がしないでもないですね(^o^;
ミステリーがこんなに人気があるのはなぜなんでしょうね、そう言われてみれば妙な感じですよね^^
yamataka
2008/08/10 09:45
arcteryx1971さんこんにちは!
arcteryx1971さんはけっこうミステリーを読んでおられますよね^^
『葉桜〜』、これはほんとに「やられたぁ〜!!」って感じでしたが、『イニシエーション・ラブ』はそれ以上の衝撃だったかもです^^;
yamataka
2008/08/10 09:48
こんにちは。
葉桜〜とイニシェーション・ラブの傍らにM3と、洒落たセッティングですね。葉桜はこれが出た年の、このミスと本ミスの両方で一位になったので、けっこう早い時期に読んだんですよ。歌野氏は綾辻氏や有栖川氏と並ぶ新本格第一の波で、けっこう大技狙ってくるタイプなのでなんとなくピンときましたね。たぶんあのトリックを使ってくるんだろうな、とすぐ予想できたんですが、読んでいると全然わからなくてあっさり引っかかってしまいました(笑)。イニシェーション・ラブは作者が静岡出身ということもあって舞台がまんま、わたしのブログとほとんど同じだったりします。この人、たしかメフィスト賞を初期の頃に受賞して出てきた人ですが、地元静岡の書店でも若い女性作家だと思いこんでいる店員が多いんですよ。実際は私より少し年上のおじさんなんですけどね(爆)。お会いできたらこの手の話ができそうでとても楽しみですねえ。ではでは。
fortunati
URL
2008/08/10 13:06
こんにちは〜。
説明聞くだけで読んでみたくなりましたねー
電車通勤でなくなってから小説を読む機会が激減しちゃいました。

最近、なにか読書をしたくなり
何を血迷ったのか「新・平家物語」吉川英治
全16巻、挫折しないようにしないと。(^^;
とっぷん
URL
2008/08/10 14:05
fortunatiさんこんにちは!
『イニシエーション・ラブ』は静岡が舞台であることと、時代背景が私たちの世代が学生だった頃に非常に近いこともあって、fortunatiさんなら既に読んでいらっしゃるだろうなと思っていましたよ(^_-)-☆
まさにあの小説の舞台が、fortunatiさんがブログに掲載されている街なんですね〜♪

乾くるみさんって、私も若い女性だと思っていました(^_^;
その割には「男女七人夏物語」だとか、えらい古い話題が出てくるなあと思いながら読んでいて、あとでおじさんだということを知りました(笑)

今度お会いするときはカメラだけでなく、ミステリーのお話でも盛り上がれるのを楽しみにしていますね♪♪
yamataka
2008/08/10 14:40
とっぷんさんこんにちは!
おおっ、吉川英治ですか!
私も昔、『太平記』を読みかけてそのまま途中で挫折した経験が・・・(^_^;

今回ご紹介した2冊は単発ものなので挫折する心配はないですよ(笑)
是非ご一読ください♪♪
思わず「おー、そう来たか〜!!」とうなること間違いなしですよ(^_-)-☆
yamataka
2008/08/10 14:58
私も読みかけの本がちょっと放置されかけて
いますが 大人になると何かと時間を
つくるのに四苦八苦しますね〜。
でも小説はその異空間に引き込ませてくれるんで
楽しいですね〜。
私も頑張って読もう!!
kou
2008/08/11 10:17
kouさんこんにちは!
そうなんですよ!
私ももっと本を読みたいんですが、なかなかその時間を捻出できずにいます^^;
もうちょっと時間の使い方を工夫して、少しずつでもいいから読んでいきたいなあと思っています♪
yamataka
2008/08/12 21:44

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